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北海道動物のフリーカップ(シマエナガ、オオワシ)
1950円
18233円
カートに入れる
内容量:240ml
公式ホームページでは瑠璃、赤、緑、青、青紫、金赤の6種類から選ぶことができ、作品ページも見やすいので、一度ご確認頂けると幸いです。
動画もございますのでご参考にして下さい。
切子工房 箴光(しんこう)ホームページURL:
独立切子士 斉藤光が手掛ける切子。
創業100年以上を誇る江戸切子の工房で秘伝の手磨きの技術を体得し、生産性や採算が悪いことを考慮しても伝統を大切にし、本物の切子をユーザーに届けたいということで、当工房も手磨きの技術を大切に考えております。
伝統的なデザインを踏まえつつ、普通の江戸切子職人がやらないような面白いデザインを作ることを心がけておりますので、きっとあなたの心の琴線に触れるような良い作品が見つかるかと思います。
瑠璃(るり)と赤の2種類を製作しているので、一覧に欲しい色が無い場合はメッセージでご連絡頂ければ少しお時間かかるかもわかりませんが、製作いたします。
全体的に製品が3,000~4,000円ほど安くなったので、ギャラリーの他の作品もぜひご覧ください。
製品説明
猫じゃらしと柳をイメージして相互に交差するようにデザインしてみました。
柳(やなぎ)が出てきたのは、デザインを考える同時期に「柳陰(やなぎかげ)」というお酒の存在を行きつけのバーのマスターに教えて頂いたところにもあります。
江戸時代にみりんは甘味があるアルコールで、高級な飲み物として取引されていました。
そこで、安い焼酎と混ぜて飲んだのが「柳陰」というお酒です。
柳の部分はかなり深めのカットを意図して入れています。
それにより、切子のエッジを指で感じ、圧倒的な手触りの良さを体感できる細工にしております。
また、 飲み口は内側に少し傾斜するように半円状に擦っております。
10パターンほど飲み口を擦って試しましたが、半円状にした時が最も口当たりが良くなると断定しました。
最初にただのお水を飲んでほしいのですが、口当たりの良さでただのお水がいつもよりおいしく感じて頂けると思います。
初期構想ではブドウ糖を含むみりんを絞って柳陰を抽出するイメージのデザインや、猫じゃらしの種をざるに取って脱穀して食用にするという部分をイメージしたデザインを考えておりました。
しかし、雑多なデザインになると感じましたので、猫じゃらしと柳の美しさを魅せるために、交差した中心部をそれらの線と沿うようにカットし、消し加工(擦りガラス状)を施しました。
これにより、デザインがスッキリまとまったのと、単純に磨いただけでは表現できない品の良さ、美しさをプラス出来たかなと感じます。
上から覗き込んだ時に花のような、水の波紋のような、そんな美しさがあります。
猫じゃらしと柳の間には伝統的な菊籠目(きくかごめ)というカットを施しました。
カットの難易度は非常に高く、作業時間も多くかかりますが、カットして透明になる部分と色が残る部分のバランスが良いので、このデザインに積極的に採用しました。
個人的にはなかなかの傑作で良い仕事をしたとかなり満足しています。
職人の粋が詰まったこの作品をぜひお試し頂けたら嬉しく思います。
自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」というガラスの強度が保たれて高品質に仕上がる技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
酸磨きのものは傷が付きやすく、色が落ちる可能性があるなどのデメリットがありますが、工数を抑えて値段を安く販売できて売れ行きがよくなるので、多くの工房や作家が酸磨きを行っております。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、洗剤やたわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
切子の取り扱い方、使い方→