【作品インフォメーション】
題名：Afternoon 3 ー花と蕾
技法：銅版画（エッチング）、コログラフ
紙：BFK Rives (中性紙）
版サイズ：9.5cmx18cm
紙サイズ：28cmx25cm
額装サイズ：30cmx30cm

【価格】
シートのみでも、額付でもOKです。
シートのみの場合、通常は定形外郵便（規格外）の簡易書留になりますが、ご希望の場合は宅急便でも可能です。
額付の場合は、乳白色（木製）か、黒（アルミ製）かお選びください。
●　シートのみ（定形外・規格外、簡易書留）9,000円
●　シートのみ（宅急便）9,000円＋1,000円＝10,000円
●　額付き（乳白色・木製、宅急便送料含む）9,000円＋6,000円＝15,000円
●　額付き（黒・アルミ製、宅急便送料含む）9,000円＋6,000円＝15,000円


【画家のひとり言】
長年の制作活動の前半は主に版画、特に銅版画の作品を作っていました。

銅版画とは凹版の一種です。銅や亜鉛などの金属板を針で引っ掻いたり、薬品で溶かしたりしてデコボコを作り、へこんだ（凹）部分にインクを詰めて、紙を載せ、重いプレス機で転写する技法です。

一枚一枚手でインクを拭き取る作業は、面倒でもあり、同時にとても心安らぐ楽しい時間でもありました。手を真っ黒にしながらも、紙はあくまで白く汚さずに。何枚も同じように仕上げるの版画の作業は、他の技法にはない職人仕事らしい面白さがありました。

本Afternoonは全4部作で、各50部ずつ制作しました。
いずれも約半数が既に画廊さんを通じて販売済みで、ホテルの室内や結婚式場、モデルルームなどに飾られています。
モチーフはユリの花ですが、花そのものに惹かれたというより、凜としたユリの花の背後にある静けさのようなものを表現したかったのかもしれません。
1，2，3，4とも黒がメインの画面の中に、それぞれ花びら背景に色や模様がついています。これはコログラフという別の技法を組み合わせています。

紙はBFK Rivesという版画用の中性紙です。紙のPH度は非常に重要で、中性紙は、長年経っても紙が黄変したりすることはありません。
ただ直射日光は画面が灼けてしまうので、あまり明るい窓際などは避けた方が作品の色がきれいに保たれます。

エディション番号とサインは右下に入っています。
エディション番号とは、版画の管理番号のことで、何枚中の何番目かを分数で示します。例えば1／50というのは、50枚刷ったうちのID番号＝1という意味です。
この番号とサインが入っていることで、限定枚数の管理と保証ができ、作家も画廊も購入者も安心して取引ができます。
分子の数字は実際に刷った順番とは関係ありません。

最初は木の風合いのある乳白色の額を使っていましたが、インテリアコーディネーターさんの勧めで黒の細い縁の額を使ったら、何ともモダンな雰囲気になりました。
どちらもおすすめです。

※略歴等はプロフィールをご覧ください・

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