相思樹(ソウシジュ)でシャープペンシルを製作しました。国内で沖縄以外では材として流通することのない希少木材です。※ノック部が短くなりますが木軸部を通常より約５㎜長く設定し、指にクリップが当たりにくい仕様になっております。

仕上げはバフ掛け後、カルナバワックスで完成としております。木材本来の質感や経年変化が楽しんで頂けます。

相思樹(ソウシジュ)は琉球列島及び小笠原諸島のマメ科の常緑樹で、5月頃に黄色の小花が球状に集まって咲き豆果がなります。
この木には「鴛鴦の契り」と言われる物語があり、２３００年前の紀元前、中国の春秋時代の大国・宋に康王（こうおう）という暴君が君臨し、この康王の侍従・韓憑（かんぴょう）の妻・何氏（かし）が絶世の美女で、康王はこの妻を強引に側室にしてしまいます。愛妻を奪われた韓憑は王を恨み、王はそれに居直り韓憑に重罰を与え、悲観に暮れた韓憑は哀れにも自殺してしまいます。
それを知った妻は、康王宛てに「私の死後、私と夫を合葬するように」と遺書を残し、韓憑の跡を追いました。怒った康王は、その願いを無視し、韓憑の墓と向い合せに何氏の遺体を埋めさせたのです。数日後、それぞれの墓から二本の梓が生え、十日もすると大きな木になり、その二つの梓は互いに幹を曲げて寄りかかり、土の中では根が絡み合い、地上では枝が絡まり合い、やがて、ひとつの木のようになりました。そして、その樹上では二羽の鴛鴦（えんおう）が巣をつくり、日夜そこを去らず、悲しげに鳴き交わしていました。
それを見た人々は、「悲しくこの世を去った韓憑と何氏の生まれ変わりだ」と言いはじめました。中国の悲しい愛の物語があり、深く愛し合いながらも、悲劇の生涯を送った夫婦の墓を守る樹木の上で愛し合う夫婦が寄り添い1日中泣き続けたというものです。この墓に2本の木が生え、2本が絡まりあい1本の木になり、この木を相思樹と呼ぶようになりました。現在では「鴛鴦の契り」の意味はカップル、夫婦仲が良いことを意味し慕われおります。


●写真だけでは伝わらない作品の表情や製作途中の風景を動画で紹介しています。
　よろしければInstagramで73Laboと検索してご覧ください。


ペン金具：ビーディッド（ノック式シャープペンシル）10K

表面仕上げ：オイルフィニッシュ
　
最大直径㎜/全長㎜/重さｇ：13.8/140/25.7

替え芯：市販の0.5mm替え芯をご利用ください。


●作品の梱包について
本品発送時には金属部をアルコール消毒した後、巾着タイプのベロアケースとギフトボックスに入れお送り致しますので、そのままプレゼント用としてすぐにお使いいただけます。


●注意事項
※出来る限り実物に近い状態で画像を掲載しておりますが、ディスプレイ環境等により多少異なる場合がございます。

※天然素材を全て手作業で制作している為、多少のサイズの違いや、小さな傷・汚れなどがある場合がございます。

※大変申し訳ございませんが、お客様のご都合による返品・交換は基本的にお受けいたしておりません。

※初期不良の場合は、大変お手数ですが内容をお知らせ下さい。全額返金もしくは修理にて対応させていただきます。