自然豊かな世界遺産の島、屋久島の植物の恵みで作ったタッセルチャームです。

生成り色の艶のある糸は、屋久島に自生する葛（くず）から作りました。
黄色の糸は、クチナシの実で染めた絹糸、淡い黄色の糸はウコン（ターメリック）で染めたメリノウールの糸です。
ミモザやタンポポを思わせるふわふわのポンポンはウコン染めのウール糸で作りました。
ずんぐりしたテルテル坊主のような可愛いフォルムです。

マスクの紐に取り付けて、マスクチャームとして使用できます。
草木染めの糸が耳元でゆらゆら揺れて、イヤーアクセサリーが着けづらいマスク着用時にも耳元のおしゃれを楽しめます。
キーホルダーやバッグチャームとしてもお使いいただけます。

葛は、根からくず粉を作ったり漢方薬などに使われたり、花をお茶にしたり、古くから利用されてきた身近な植物です。
蔓の蔓から糸を作り、それで織った織物は葛布と呼ばれ、一部地域で受け継がれています。

強い生命力を持ち、空き地や河原を覆い尽くすように繁茂します。
葛の強い生命力にあやかって、元気を出したいときのラッキーアイテムとして身に着けるのもいいですし、大切な方を励ましたいときの贈り物にも良いと思います。

クチナシは初夏に白い花を咲かせ、あたりを甘い香りで包みます。花の後にできる実は、はじめは緑色をしていますが、冬になると赤みを帯びた黄色へと色づいていきます。クチナシの実で染めた黄色は、おひさまの光を集めたひまわりの花のような、そよ風にゆれるミモザの花のような明るく暖かい黄色です。

ウコンは優れた薬効があり、生薬やスパイスとしても知られています。
ウコンで染めた布は防虫効果や抗菌作用があるとして、茶道具や刀剣、反物など大切なものを包んだり、赤ちゃんの肌着や女性の腰巻などとしても利用されてきました。

火や水や空気など自然の力を借りて、身の回りの植物から糸を作ったり植物の持つ命の色を糸に移したりしました。
チャームで使われている糸の背景には、美しい水と土と空気で育った健やかな葛やクチナシやウコンの存在があり、屋久島の豊かな自然があります。

自然の循環の中で、自分も自然の一部となりながら手仕事をしたいという想いから、＜工房そらのあお＞では染色の過程で＜水や土を汚さない＞＜ごみを出さない＞ことをこころがけて作品作りをしています。

花や緑が好きな方、自然の中で過ごす時間に心ひかれる方は、毎日の暮らしの中に、＜自然とのつながりが感じられるもの＞を取り入れてみてはいかがでしょう。
大切な人への贈り物にもおすすめです

[サイズ]　約10㎝（金具部分含む）　タッセル部の長さ 約９㎝　
[素材]　屋久島の葛から作った葛の糸　/　シルク　/　メリノウール
[染料]　クチナシの実（屋久島産）　/　ウコン（屋久島産）

■ギフトラッピング(有料)
自然に還る天然素材を使って、ギフト包装をいたします。
紙とアオノクマタケランの緑の葉っぱで包み、琉球藍で染めた水色の木綿糸でリボンがけをいたします。

【受注制作】
本作品は受注制作となります。ご注文をいただいてから3～7日程度の制作期間を頂戴いたします。

草木染めは化学染料と異なり、堅牢度が強くありません。
時の経過とともに色が変わっていきますが、草木染めの風合いとしてお楽しみください。
直射日光が当たる場所に長く置くと、色褪せが早く進みますのでご注意ください。


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