▤─── きのかたち／coaster ───▥
樹木の種類によって葉や花、実の形が違うように、木材にも多種多様な模様、色、においがある。
「木材」が生活の中にあると、人は安らぎや落ち着きを感じるそうです。

齢80弱の我が三代目は指物大工でありながらコマこまとしたものを作るのが好き。
なのですが、作ってすぐに忘れてしまうというスキル持ちです。
ですので「一体どれくらい昔に作ったものなのかとんと思い出せない」ものが色々と出てきます。
これは、そんな一品。

軽い防水効果はありますのでコースターの他に花台や飾り台、アクセサリー置き場、PC周りの小物置きにしても。
もちろん、ご自分で何か他のものに加工しても良いかもしれませんね。

発送は送料込みのレターパックライト発送ですが、割れた場合の保証はございませんので、気になる方は有料のゆうパック発送に変更ください。


▤─── 作品についての説明 ────▥
指物大工というと「厳つい古民家風の何かの家具」というイメージがあるのですが、意外と飾り加工を入れたりもします。
また三代目がいわゆる「そういう家具」が大の大嫌いで、スマートで可愛いポップなものをよく作っています。
コロボックルのような爺様（職人）が作っていると思うとファンタジー。

こちらのボーダーは梻とチーク、ドットは山桑。
微妙に位置も木目も色合いも違うのが面白いところ。
縞々と丸って、お似合いですよね！

サイズ：縦14.5㎝　横10.3㎝　暑さ1.0㌢
※サイズは全ておよそで個々により差があります

●梻（たも）モクセイ科トネリコ属
・タモノキ（田茂木：水田近くに植えられてきたことから）が語源とされる。霊（タマ）の転訛という説も。
・木材業界では一般的に「タモ（総称）」で流通しており、アオダモ、ヤチダモ、シオジなど個々の判別は難しい。また地方によっては違う科の木にタモ名が使われており、非常に混乱する木種でもある。
・現在流通するものは外国産のものが殆どだが、ウチは基本的には国産だけ。
・ロシア産が銘木として有名だが現在輸出入禁止。

●Teak（チーク）クマツヅラ科チーク属
・熱帯に分布しているが、原産地はビルマ。
・天然樹はほぼ残っておらず、現在手に入るものはほぼ植林したもの。父曰く「天然のチークに比べ今の植林の品質は低い」とのこと。ただ、かつてはいらないものとされた白い辺材部分は「White Teak」と銘打って売られている。商売上手。
・耐水性があるため船舶（甲板、マストなど）に用いられることが多いが、フローリングや研究室の椅子になど、用途は広い。

●山桑（やまぐわ）クワ科クワ属
・蚕でよく使われるのは中国産の真桑だが、日本で桑といえば山桑の事である。柘とも。
・万葉集にも歌われ（足乳根乃母之其業桑尚願者衣尓著常云物乎）、柘枝伝説という古説（原典は消失）にも出現する。日本古来より愛でられ、親しまれてきた木である。
・雷神が忌避する木でもあり、雷除けの呪文の「くわばら」はここから。
・心材（中心部）は黄褐色、辺材（外側）は黄色を帯びた灰白色で、全体的に野性味を感じる木目。


〇───── 使用上の注意 ─────〇
▪ウレタン塗装加工を行っておりますので、ある程度の耐水、耐衝撃はございます。
ただし、衝撃や切込み、熱いやかんや急須などの鍋敷きにすると破損の原因となります。
▪塗装は光空気または触ることによってどんどん薄くなります。こまめにお手入れする事で、永くお手元に置いておくことができます。

〇─────── 備考 ───────〇
▪写真の色合いは実物と比べ、可能な限り再現しているつもりですが、光の種類（太陽光、室内灯など）で変化するため、現物と違う事があります。
▪仕上げ加工はほとんどしていないため、割れ、欠け、穴あきなど、あるがままになっています。かっちりした加工製品がお好きな方には向きませんので、ご注意下さい。

▧ カテゴリ：小物／コースター、花台、飾り台、床の間台
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